
サービスが上がらないのは、それこそ円安により上がったコストを人件費で吸収しているからであって、無理に緩和したツケといえる。また家賃が上がるとみんなが困るというが、逆に上げられないなら大家が困る。今でさえ東京のマンションの表面利回りは3%位と低いのにこのままだと大家はギブアップしてそれこそ外国人に売ってしまおうとなるが、それでもいいの?

「~。どういうことかというと、。。。。」という話法、好きです。東大話法なんですかね。

日本が成長より安定を取ったのは事実だとしても品質の良いものが輸出できれば海外に負けなかったし、そもそもアベノミクスで通貨価値を落とさなければ、今でも日本の賃金はドル建てて1.5倍〜2倍になっているはずなので一人当たりでドイツに抜かれる事もなかったし、海外と比べ「日本は安い(逆に海外は高い)」とは言われなかった

まだ途中だけど気になったのは過去30年間で日本の生産性の上昇はアメリカだけは抜けていて負けていますが, OECD平均と比較しても確実に向上している。ドイツとフランスに近くてむしろそれらの国よりちょっと多かったはずだよ。私達の実質賃金は過去30年変わらないけど、役員報酬だけは10倍以上に上がってるじゃないですか。非正規雇用が増え、正社員の賃金も実質的に据え置きまたは減少傾向。一方、企業の内部留保・株主還元・役員報酬は爆発的に増加している。これは、米国型の株主資本主義の輸入と、それに無批判に従った結果でしょ?単純に労働者への還元をやめて、株主と役員だけが得する社会に変わったっていう側面を無視してますよね? 意図的かな?

インフレ率が2%であるべきなのか?0%じゃダメなのか?10%じゃダメなのか?という議論ですが、インフレ率0%だと貯金や借金の価値が一生維持される事になります。インフレ率が2%であれば、借金は2%ずつ目減りすることになりますし、貯金も2%ずつ目減りすることになります。金持ちの貯金は毎年2%ずつ目減りするのです。借金も目減りしますから、国の借金も自動的に目減りするわけです。結果として持ちの貯金に対する税金のような効果を産みます。これが、各国が意図的に少しだけインフレさせる理由だと思います。

NAIRU曲線の説明 これがインフレターゲット2%である理由
